2023年3月4日~5日 防災関連展示(五領文化展にて)
令和5年3月4日(土)~5日(日)に五領公民館で「五領文化展」が開催され、五領地区防災会として、防災関連展示を行いましたのでご報告いたします。
1月28日に高槻市大防災訓練が行われ、五領地区でも避難訓練、マイタイムライン作成等の訓練を行いましたが、子どもや若い世代の参加者が皆無という結果に終わりました。
この時の反省から、年1回の訓練ではダメで、普段からイベント等の機会を捉え、防災関連の情報提供が必要ではということになり、今回、五領文化展に防災展示を行うことになりました。
この展示にあたっては、高槻市 危機管理室殿、水道部殿、赤十字奉仕団献血推進協議会殿に展示パネル等のご協力を頂きました。
500名ぐらいの来場者があり、少なからず関心を持って頂きました。
令和5年3月5日 五領地区防災会
五領地区の「ヨシちゃん」です。よろしくね!!
濱田市長、私も「防災の大切さ」を説明しているんですよ。
※ヨシちゃんは、鵜殿のヨシをイメージした五領地区のゆるキャラです。
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2023年1月28日 高槻市全域大防災訓練 五領地区版
市制80周年記念事業として、 高槻市全域大防災訓練が行われました。
訓練目的は「安全を確保するためにタイムライン(避難行動計画)に沿って確認・実践することで地域防災力の更なる向上を図る。」でした。
想定災害は、「特別警報級の台風接近に伴う大規模風水害・土砂災害」です。
これを受け、五領地区連合自治会加入の自治会員には、マイタイムライン(避難行動計画)作成資料を全戸配布して、訓練当日までに作成して実践して頂くことにしておりました。
訓練当日には、「マイタイムライン(避難行動計画)作成のプレゼンテーション」を行い、フォローアップすることを計画しました。また、同時に「マンホールトイレの組立訓練」も計画していましたが、前日の雨のため、体育館での展示、説明に切り替えました。
大変寒さが厳しい中ではありましたが、100名を超える参加者があり、熱心にマイタイムラインの作成に取り組まれました。
五領地区は淀川がはん濫すると五領小学校は約6mの浸水が想定されています。今回の訓練が普段からいざという時、早め早めに何処に避難するか、考える機会となれば幸いです。
訓練前打合せ(防災委員、3校の先生)
受付風景
プレゼンテーション風景
マイタイムライン作成資料
マイタイムライン作成の様子
マンホールトイレ説明風景
防災情報掲示
濱田市長講評
<今回の訓練を振り返って>
1.訓練に関して
①大変寒い時期の訓練となり、会場の暖房等、準備面で課題を残しました。⇒高槻市に開催時期への配慮を要請しました。
②水害を想定した訓練で、避難場所がない地域なので、今回の会場は否定的に見られ、訓練会場という位置づけが理解されなかったのではないか。
③32インチのディスプレイで訓練前と訓練後に、JCOMの訓練状況及び、市長講評が流されたが小さくて見えない。⇒高槻市に改善を申し入れました。
④掲示板へのチラシ及び、シンプルな日時、会場、訓練内容程度のチラシ配布が必要との意見があった。
⑤支援を要する方への対応準備が出来ていなかった。
2.課題等に対する今後の方向性
①計画段階で、過去の課題を検討内容に取り入れ、1つでも良い方向になるようにしたい。
②広報のやり方を見直し、五領地区連合自治会に加え、学校・PTAとの連携を模索して情報が広く伝わるように検討。
③各単位自治会に防災訓練・講座の開催を促し、開催時に支援するなど積極的な防災活動を目指したい。
④年1回の訓練ではなく、五領地区の他のイベントにも「防災ブース」の積極参加を試み、普段から防災意識を持ってもらう活動を目指す。その一歩として、五領文化展への参加を決定しました。
今後とも防災活動にご理解、参画頂きますようお願いいたします。
2023年2月23日 五領地区防災会 会長 上田博夫
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市制80周年に際し、「高槻市全域大防災訓練」が実施されます。
2023年1月28日(土)10時~12時 高槻市方面隊の方々と協力して、五領地区防災会が中心となり訓練会場の五領小学校において、防災訓練(マイタイムライン作成ミニ講座・マンホールトイレの組立訓練)を実施します。
五領地区連合自治会に加入されている自治会には五領地区防災訓練案内&「マイタイムライン作成資料」を全戸配布します。
高槻市コミュニティ市民会議
高須賀議長ご挨拶
Ⅰ部「水害はいつでも起こりうる」
淀川河川事務所 調査課長 田中様
Ⅱ部「いつ避難? 逃げ遅れゼロに向けて」 ~マイ・タイムライン作成~
淀川管内河川レンジャー 杉本様
コロナ対策を実施した上で、高槻市コミュニティ市民会議 高須賀議長をお迎えして防災講座を実施しました。
五領地区は山を背に淀川、檜尾川、水無瀬川に囲まれた地域で、水害リスクが高いため、風水害を想定して、マイ・タイムライン(私の避難行動計画)を作成するための講座と位置づけ開催しました。
また、2023年1月28日に高槻市全域大防災訓練「風水害を想定したタイムラインに沿った訓練」が予定されており、それに向けた防災講座でもあります。
2022年11月19日 五領地区防災会
Ⅰ部 「水害はいつでも起こりうる」
講師:国土交通省 淀川河川事務所 調査課長 田中優太 様
<講演内容抜粋>
①淀川水系における近年の洪水について
・淀川上流部の高水敷浸水(H25)
②雨の降り方が変化
・気候変動により、河川整備の目標としている降雨量が約1.1倍~1.3倍に増加し、洪水の発生確率が
約2倍~4倍に増加することが予測される。
③住民目線のソフト対策
・電柱に想定浸水深が表示されているが、目立たないため、人目に目立ちやすい表示や電柱を
浸水深まで、水色にするなど、試行されている。
④自分は何をやればいいのか?
・知ること:防災意識の向上=ハザードマップや浸水表示 ⇒ニュースを見て欲しい
・動くこと:避難意識の向上=タイムライン作成や避難経路確認 ⇒避難をして欲しい
・自分が人を助ける? ⇒ 自分と家族が逃げるだけでも、自分を含め、人を助けたことになる。
<昭和28年檜尾川決壊時の体験談>
参加者の方から、檜尾川が決壊し梶原の山の方に逃げ、大変怖い思いをした。この辺は逃げる所がない。と重い課題を語られていました。
Ⅱ部 ワークショップ「マイ・タイムライン作成」
講師:淀川管内河川レンジャー 杉本真一 様
「マイ・タイムライン作成シート」と「避難行動計画(何を準備するか)欄に貼るシール」を使い、参加者全員が真剣にマイ・タイムラインの作成に取組みました。
改めて、五領地区には水害に対する緊急避難場所がないことを実感し、他地域(親戚・知人宅、ホテル)に逃げることも考えておく必要性を実感しました。
1.ハザードマップで調べて考えよう(資料写真を参照)
○自宅の状況を確認します。(自宅の鉄筋・木造の 階建て/平屋、マンション 階建て 階)
①自宅の水害リスクや家庭状況を確認しよう(浸水深? m、車/ペットの有無など)
②避難のパターンを確認しよう(垂直避難、水平避難)
③避難先を決めておこう(私の避難先/次善の避難場所)
2.淀川マイ・タイムライン パターン判定フロー(資料写真を参照)
3.避難するタイミングを決めるためのいろいろな情報を集めよう!(資料写真を参照)
4.風水害・土砂災害に備えるマイ・タイムライン(資料写真を参照)
マイ・タイムライン作成シート
1.ハザードマップで調べて考えよう
2.淀川マイ・タイムライン パターン判定フロー
3.避難するタイミングを決めるためのいろいろな情報を集めよう!
4.風水害・土砂災害に備えるマイ・タイムライン
避難行動計画(何を準備するか)欄に貼るシートを使った事例
マイ・タイムライン作成風景
熱心に作成シートにトライ
最後に、全員で検討会
2021防災フォーラム
濱田高槻市長 ご挨拶
五領地区連合自治会 会長あいさつ
五領公民館 館長あいさつ
関西大学 社会安全学部 奥村准教授ご講演
パネルディスカッション風景
人数制限、検温、手指消毒、アクリル板の設置、専用マイクを準備し、コロナ対策を実施した上で、濱田高槻市長をお迎えし「五領地区防災フォーラム」を実施しました。
2021年12月4日
五領地区 防災フォーラム
第1部 特別講演 「風水害による犠牲者ゼロを目指して」
講師:関西大学 社会安全学部 准教授 奥村与志弘 様
<講演内容メモ>
①災害による死亡率について
・土砂災害:死亡300人/1,000棟(被害家屋)
土砂災害は死亡率が高い。避難の早い、遅いは死亡に大きく変わらない。
・津波:死亡100人/1,000棟(被害家屋)
・地震:死亡50人/1,000棟(被害家屋)
・浸水害:死亡1桁(10人以下)/1,000棟(被害家屋)
2階へ避難できる。家が流されるのは稀である。
②避難行動、防災対策について
★特別警報が出ても避難行動につながらない。
避難行動は、合理的・理屈ではない。
事例)・豪雨による浸水が起こる中、アルミ工場の爆発音が避難行動につながった。
・近所の人の声掛けで避難行動につながる。
★現実を直視し、行動を考える。
家具の転倒防止対策が10% → 40%の家庭で実施されるようになったが、死亡率は変わっていない。 ⇒ (防災対策が)出来ない人が死亡している。
(防災対策等が)出来ない人にどのようにして対策してもらうか、対策をとってもらうにはどうするか。
★避難行動、防災対策をどのようにしてもらうか。
人とのつながりが大切。
⇒ 防災以外のことをやっている人にアイデアを出してもらう。
③水害について
・内水氾濫:1時間に50m/m以上の雨が降ると、排水処理能力が追いつかず、床下、床上浸水する。
・檜尾川の決壊、淀川の決壊が起これば、自分の住んでいる地域はどれぐらい浸水するか、高槻市の最新のハザードマップで知っておく。また、住んでいる家は平家か、2階建てか。
事例)岡山県真備町の水害では5mも浸水している。3mも浸水すれば、2階でギリギリセーフか。でも、階段の上まで水が迫ってくれば不安である。
★実態を直視する。⇒ 行政では出来ない。自分たちで知っておく。
第2部 パネルディスカッション
パネリスト:高槻市 危機管理室様
高槻市 市民生活環境部コミュニティ推進室様
高槻市 健康福祉部 福祉政策課様
高槻市福祉協議会 五領地区福祉委員長様
高槻市民生委員児童委員協議会 上牧地区委員長様
アドバイザー:関西大学 社会安全学部 准教授 奥村与志弘様
コーディネーター:五領地区防災会長
<パネルディスカッション 一部メモ>
①災害時要支援者リストについて
・災害時要支援者リストは、民生委員・児童委員、福祉委員会、五領地区連合自治会が持っているが、個人情報でもあり取扱いが難しい。
・上牧地区では対象者の方が250名おられるが、民生委員・児童委員は13名である。
②高齢者への声掛けについて
★高齢者と見られたくない人もいる。見回りに来てほしくない人もいる。
・このリストを基に自治会の人が急に来られても、びっくりするだけである。
★灯油の配達の人が、見回りを兼ねている事例もある。地域の企業等との連携を模索することも・・・
③高槻市の自治会加入率について
・平成23年 加入率 66.4%
・令和3年6月1日現在 加入率 57.4% 加入率が落ちて来ている。
★自治会に入って何のメリットがあるのかと、考えている。
イベントを手伝わされる。役が回って来る。 ⇒ やりたくないから加入しない。
<後日、奥村准教授からのメッセージ>
①日本のこれまでの避難対策は、効果が頭打ちしていると捉えていただくのが正確だと思います。
②これまで通りの取り組みをしっかりと行っていくことは大変重要ですが,それだけで、さらに犠牲率を下げていくことは難しいと思います。
★これまでになかったアプローチを検討すべきと思います。
<アンケート結果>
1)評価コメント
・先生のお話非常に良かったです。
・わかりやすく聞き取りやすい話し方でよく理解ができた。
・防災意識の現状はよく理解できたが具体的な対策(ACT、PLAN)の回答もご講義いただければと思います。
・もう少しお時間欲しかったですね。(もったいないほどに召集メンバーそろっていたのに!)
・奥村先生の講義が大変わかりやすく”防災にはお金をかけない”という人の傾向を知ることができ今後の地域支援に生かしていけるポイントになりました。人を動かすための動機づけには顔の見える関係づくりがお金をかけずにすぐにも生かせるものではないかと実感しました。ありがとうございました。
・今一番関心のある問題であるから聞けて良かったです。若い世代の人たちを対象になる防災フォーラムがあってもよいのかなぁ。
・内容が聞きたい事であった。具体的な回答例がもう少しほしい
・今まで思っていた知っていた防災の内容以上に分かりやすく新しく知れた事があった
・こまかく分かりやすく調査した事を伝えてくれたりしたので良かった。
・自分の住んでいる身近な内容から災害の過去の経験、とても勉強になった。
2)ご意見・ご要望
・素晴らしい講演をありがとうございました。
・防災は行政まかせではなく自分たちで行える事を考えていこうと思いました。
・講師の先生の思いが伝わるプレゼンテーション、興味深く聞かせていただきました。
・今後とも具体的な対応を望みます(防災フォーラムの五領高齢者要援護者避難等の仕組みづくりについて
・この地域は水害の怖さが一番です。避難するタイミングについて具体的な話が聞けてよかったです。地域の防災に役立てていこうと思います。
・会場からの意見も、内容を深めるものになっていて良かったです。
・スペースの問題もあると思いますがテーブル(机)の備えがあればと思います。
・パネルディスカッションの時間が少な過ぎる。
・具体的でわかりやすく話していただきとても参考になりました。資料スライドもよかったです。中高生達にもぜひ!
・(市へ)防災委員会ー関大とのつながり及び意見を取り入れているか。行政の地域へに指導方法がまちがっているのではないか
2020防災フォーラム
※コロナ感染症対策として、参加者記録、人数制限、検温、指手消毒、マスク着用等を実施した上で開催いたします。
コロナウイスル感染症の拡大により中止としました。
令和元年度 防災講座
防災講座 実施報告
2020年1月19日 五領公民館 大集会室にて赤十字防災啓発プログラム指導員3名の方による防災講座が開かれました。寒い中、参加者81名という多数の方が【第1部】講義「風水害」、【第2部】実技「身近なものを使った応急処置」を熱心に受講しました。
自然災害と向き合う
~大切な人のいのちを守る~
日時:令和2年1月19日(日)
午前10時~正午
場所:五領公民館
講師:赤十字防災啓発プログラム指導員
【第1部】 講義「風水害」
【第2部】 実技「身近なものを使った応急処置」
定員:60人(申込順)
保育:満2歳~就学前の幼児・5人申込順
申込受付は1月10日(金)まで
申込方法:1月6日(月)午前9時から直接または電話で五領公民館までお申し込みください。
共催 五領公民館/五領地区連合自治会/高槻市赤十字奉仕団五領分団
平成30年度 防災訓練
五領地区連合自治会